独立監査で事実確認済み — 書き手とは別のAIプロセスが一次情報と突き合わせてから公開しています
机の上に置くモニター台を選ぶとき、最初に目が行くのは「画面が何センチ上がるか」ではないでしょうか。でも買ったあとに困るのは、たいてい別のところなんですよ。キーボードを台の下にしまおうとしたら、天板の裏に当たって入らない。公式の数字を見ていれば、買う前にわかったことです。
モニター台の選び方は、本体の高さより「下に入る内寸の高さ」と「天板の耐荷重」を先に見る。
この記事では、公式ページで仕様を確認できた5製品(山崎実業 tower の4製品とサンワサプライの1製品)を、本体サイズ・内寸・耐荷重・占有面積の4つの数字で並べます。どれが一番良いかを決める記事ではありません。自分のデスクとキーボードに合わせて、数字の読み方を持ち帰ってもらうのが目的です。
本体の高さと、キーボードが入る高さは別の数字
モニター台の商品ページには、まず「本体サイズ」が出ています。ここで見ている高さは、台全体の高さです。天板の厚み、脚、場合によっては引き出しまで含んだ数字になります。
一方、キーボードが入るのは台の下の空間で、公式ページの「内寸」欄に別の数字で書かれています。5製品のうち、本体の高さと内寸の高さが両方とも公式に載っていた低いタイプの3製品で、差を出してみます。
- 山崎実業「スッキリ見えにこだわったモニターラック」:本体 H8cm、キーボード収納部の有効内寸 H5.4cm。差は 2.6cm
- 山崎実業「伸縮ゲーミングモニターラック」:本体 H8.7cm、天板下の内寸 H6.6cm。差は 2.1cm
- 山崎実業「引き出し付きモニター台」:本体 H12.8cm、引き出し下の内寸 H4.5cm。差は 8.3cm
3つ目の引き出し付きは、本体が12.8cmと3製品で一番高いのに、キーボードを入れられる高さは4.5cmで一番低い。引き出しの分だけ、天板の下が狭くなるからです。画面を高く上げたい気持ちで本体の高さだけを見ると、ここで逆転が起きます。
サンワサプライの MR-LC804W は、本体が H80mm(8cm)、キーボード収納内寸は幅と奥行だけが書かれていて、高さは公式の仕様欄に記載がありませんでした(2026年10月9日に確認)。高さの記載がないものは、手持ちのキーボードが入るかを公式の数字だけでは判断できない、ということです。
自分のキーボードで確かめる、3つの寸法
台の内寸と比べるのは、キーボードの「カタログ上の厚み」ではなく、机に置いたときの最も高い場所です。ここは製品ごとに違うので、数字を載せずに測り方だけ書きます。
- 最厚部の高さ:机に置いたキーボードの、いちばん高い点までを定規で測る。多くの場合、奥側のキートップか背面側の縁になります。チルトスタンド(足)を立てているなら、立てた状態で測ります。
- 幅と奥行:台の内寸の幅・奥行より小さいかを確かめる。
- 手前の出し入れ:台の手前に、手を入れて出し入れする余裕があるか。脚が前にあると、斜めに滑り込ませる動きになります。
測った高さが内寸の高さより低ければ入ります。数ミリの余裕しかない場合は、キーボードを出し入れするたびに天板の裏に擦るので、余裕は1cm程度ほしいところです(これは私の見立てで、公式の基準ではありません)。
耐荷重は「全部10kg」だった。だから見るのはモニターの側
今回の5製品は、メインの天板(または棚板)の耐荷重が、公式ページ上でどれも10kgでした。山崎実業の4製品は「静止荷重」と注記があり、サンワサプライは「耐荷重 10kg」と表記されています。
数字が横並びなので、台どうしでは差がつきません。差が出るのは、載せるモニターの質量です。モニターの質量は製品ごとに公式仕様ページで確認できます。買う前に、台に実際に載せる状態(スタンド付き)の質量を調べて、10kgに収まるかを見ておきましょう。
注意したいのは、引き出しと上段棚の数字です。
- 引き出し付きモニター台:天板10kg、引き出しは 1.5kg(天板に1.5kg以上の物を載せた状態の静止荷重と公式が注記)
- モニター上下ラック 2段:上段2kg、下段10kg
引き出しに入れた物と上段に置く物は、10kgとは別枠の、ずっと小さい数字です。ここに充電器や書類をまとめて載せると、すぐ上限に届きます。
机に置いたときの占有面積
台は机の面積を使います。幅×奥行で面積を出すと、同じ「机上台」でも差がはっきりします。
- サンワサプライ MR-LC804W:W520×D200mm なので 52×20 = 1,040cm²(幅は3段階に折りたため、最小の W420 なら 42×20 = 840cm²)
- 山崎実業「スッキリ見えにこだわったモニターラック」:60×22 = 1,320cm²
- 山崎実業「引き出し付き」:50×24 = 1,200cm²(引き出しを開けると奥行が41cmまで伸び、50×41 = 2,050cm²)
- 山崎実業「伸縮ゲーミングモニターラック」:幅50.5〜90cm、奥行24.3cm なので 1,227cm²〜2,187cm²
- 山崎実業「モニター上下ラック 2段」:59×27.5 = 約1,620cm²
奥行は、20cmから27.5cmまで開きがあります。机の奥行が限られているなら、モニターのスタンドの台座がこの台に収まるかも合わせて見ておきましょう。机の奥行そのものについては、在宅デスク、120・140・160cmのどれ?で書いています。
5製品を、4つの数字で並べる
公式ページに書かれている項目だけを、表にしました。記載がない項目は「公式の仕様欄に記載なし」と書いています。
| 機種 | 本体サイズ | キーボードが入る内寸 | 耐荷重 | 素材・重量 | 価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 山崎実業 スッキリ見えにこだわったモニターラック タワー 高さが公式に載った3製品のうち、内寸の高さは2番目。ケーブル通し穴 W7.8×H6.8cm | W60×D22×H8cm | W60×D20.5×H5.4cm(有効内寸) | 天板 10kg(静止荷重) | スチール(粉体塗装)・5800g | ¥6,820 | R見る |
| 山崎実業 伸縮ゲーミングモニターラック タワー 高さが公式に載った3製品のうち、内寸の高さは最大。幅を広げればモニター2台も載る | W50.5〜90×D24.3×H8.7cm | W46.8〜86.2×D24.3×H6.6cm(天板下) | 10kg(静止荷重) | スチール(粉体塗装)・4060g | ¥6,820 | R見る |
| 山崎実業 ゲームコントローラーも入る引き出し付きモニター台 タワー 本体は最も高いが、キーボードの入る高さは3製品で最も低い | W50×D24〜41×H12.8cm | W47×D24×H4.5cm(引き出し下) | 天板 10kg/引き出し 1.5kg | スチール(粉体塗装)ほか・4780g | ¥7,920 | R見る |
| 山崎実業 モニター上下ラック タワー 2段 対応は24〜27インチのモニター(公式の目安)。組立式 | W59×D27.5×H38〜65cm(調節ネジ含む) | 下段 W59×D25×H28.3〜55.3cm | 上段 2kg/下段 10kg | スチール(粉体塗装)・3700g | ¥6,930 | R見る |
| サンワサプライ MR-LC804W 小物入れ内寸 W155×D109×H15mm。幅を折りたたんで3段階に変えられる | W520・465・420×D200×H80mm(3段階) | W480・363・256×D200mm(高さは公式の仕様欄に記載なし) | 10kg | ABS樹脂・1.3kg | ¥4,910 | R見る |
高さが公式に載った3製品で見ると、内寸の高さに一番余裕があるのは「伸縮ゲーミングモニターラック」の6.6cm、次が「スッキリ見えにこだわったモニターラック」の5.4cmです。
※ 本体サイズ・内寸・耐荷重・素材・重量は、各社の公式ページの仕様欄の表記を2026年10月9日に確認した値です。サンワサプライの内寸は幅と奥行のみで、高さの記載は確認できませんでした。耐荷重はいずれも静止荷重などの条件つきの数字なので、購入前に最新の公式表記も確認してください。価格は変動するため掲載せず、各リンク先で確認できます。 — 出典: 山崎実業 スッキリ見えにこだわったモニターラック タワー(公式) / 山崎実業 伸縮ゲーミングモニターラック タワー(公式) / 山崎実業 ゲームコントローラーも入る引き出し付きモニター台 タワー(公式) / 山崎実業 モニター上下ラック タワー 2段(公式) / サンワサプライ MR-LC804W 製品情報(公式)
機種別に、どんな人に向くか
1. 山崎実業「スッキリ見えにこだわったモニターラック」
幅60cmの一枚板のような形で、キーボード収納部の有効内寸は幅60×奥行20.5×高さ5.4cm。左右に柱がなく、キーボードを横から出し入れしやすい作りと、公式が説明しています。背面にケーブルを通す穴(W7.8×H6.8cm)があり、マグネット式のケーブルホルダーが2個付属します。重量は5800gです。
2. 山崎実業「伸縮ゲーミングモニターラック」
幅が50.5〜90cmの間で伸縮します。内寸の高さが6.6cmと、高さが公式に載った3製品のうち最大なので、厚みのあるキーボードを使う人が最初に当たる候補です。公式は「ワイドに伸ばせば、モニターを2台並べられます」と説明しています。
幅を広げたときの占有面積は2,187cm²まで増えるので、奥行の浅い机では幅を縮めて使う前提で考えましょう。
3. 山崎実業「引き出し付きモニター台」
引き出しの有効内寸は幅49×奥行21.5×高さ6.5cm。小物を片付けられる反面、キーボードは引き出しの下に収めることになり、その内寸の高さは4.5cmです。引き出しを開けるとき、奥行は24cmから最大41cmまで前に出ます。机の手前に余白がないと、引き出しを引くたびに邪魔になります。
天板は10kgですが、引き出しの耐荷重は1.5kgです。重い物は入れない前提で使う台です。
4. 山崎実業「モニター上下ラック 2段」
これだけ形がまったく違います。本体の高さが38〜65cmの調節式で、公式の対応目安は24〜27インチのモニターです。下段の内寸は幅59×奥行25×高さ28.3〜55.3cmで、上段は小物置き(耐荷重2kg)と、上下に使い分ける構造。
低い台と同じ軸では比べられないので、ここまでの「キーボードが入る高さ」の話とは別枠で考えてください。上段に何を載せるかが、この台を選ぶ理由になります。
5. サンワサプライ「MR-LC804W」
3段階に幅を変えられるのが特徴で、いちばん狭い設定なら占有面積は840cm²に収まります。素材はABS樹脂で、重量は1.3kgと軽量です。小物入れ(内寸 W155×D109×H15mm)と、スマートフォンスタンドが付いています。
キーボード収納内寸に高さの記載がないので、手持ちのキーボードの最厚部が本体の高さ H80mm(8cm)に収まるかを確かめ、足りるかどうかは商品ページの写真や寸法図でも見ておきましょう。
迷ったときの選び方
- キーボードを台の下に入れたい:先にキーボードの最厚部を測る。内寸の高さが公式に書かれている製品から選ぶ
- 机の奥行が浅い:占有面積で絞る。奥行の小さい順に、サンワサプライ(20cm)、山崎実業のスッキリ見えにこだわったモニターラック(22cm)、山崎実業の引き出し付き(引き出しを閉じた状態で24cm)
- モニターを2台並べたい:幅を広げられる「伸縮ゲーミングモニターラック」(幅最大90cm)が候補。ただしモニター2台の質量は合計で10kgに収まるか確かめる
- 台の上下を両方使いたい:高さ調節式の「モニター上下ラック 2段」。ただし上段は2kgまで
もっとしっかり画面の高さを変えたいなら、台ではなくモニターアームという選択肢もあります。机の面積を空ける効果は、モニターアーム7機種の比較で見られます。
よく聞かれること
Q. モニター台の高さは、何cmがいいですか?
私が答えられるのは、「座って画面の上端が自分の目の高さ前後に来るか」を、自分の目で見て決めましょう、というところまでです。椅子の高さや体格で変わるので、一律の数字は出せません。台を選ぶ前に、今の画面の高さを座ったまま目で確かめると、足りない高さがわかります。
Q. 耐荷重10kgは、何インチのモニターまで載せられますか?
インチ数では決まりません。同じ27インチでも、モニターの質量は製品ごとに違います。載せたいモニターの公式仕様ページで質量を確かめ、台の耐荷重を下回るかを見るのが確実です。
Q. 台の下にキーボードを入れると、使うたびに出し入れが面倒になりませんか?
使う頻度しだいです。1日に何度も出し入れするなら、内寸に余裕のある台のほうが苦になりません。出し入れが苦になるなら、台の下は使わず、キーボードは手前に置いたまま、台は画面の高さ調整だけに使う手もあります。
Q. スチール製とABS樹脂製で、安定感は違いますか?
今回の公式ページからは、素材別の安定性を比べるデータは確認できませんでした。重量は、スチールの山崎実業が3700〜5800g、ABS樹脂のサンワサプライが1.3kgと差がありますが、重さが安定性に直結するかどうかは、公式情報だけでは言えません。
Q. 机が奥行60cmでも使えますか?
台の奥行は20〜27.5cmなので、物理的には置けます。ただし、台の奥にモニターのスタンドが収まるか、手前にキーボードを置くスペースが残るかは別の話です。モニターの奥行と台の奥行を合わせて、机に置いた状態で確認してください。
結論:先に測るのは、自分のキーボードの最厚部
モニター台は、本体の高さを見て選ぶと、キーボードが入らない台に当たることがあります。公式の「内寸の高さ」を見て、手持ちのキーボードを測って比べる。この順番で選べば、買ってから「入らない」と気づく失敗は避けられます。
今回の5製品で言えるのは、次の3点でした。
- 本体の高さと内寸の高さは別の数字で、引き出し付きだと差が8.3cmまで開く
- メインの天板の耐荷重は5製品とも10kgで、差がつくのは載せるモニターの質量の側
- 机に置く面積は840cm²〜2,187cm²と約2.6倍の開きがある
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本記事は2026年10月時点の各社公式ページの記載に基づいています。仕様は改良やモデルチェンジで変わる可能性があるため、購入前に最新の公式情報を確認してください。